2015年12月09日

「女優原節子さん逝くー昭和も遠く・・・」

 女優の原節子さんが亡くなられたことが、報道されました。原節子さんと云えば、私は約30年程前黒澤明監督の「わが青春に悔いなし」が県庁近くにあった旧図書館で上映会があるとのことで、同僚と二人で観たことを思い出しました。この映画で主演を演じた原節子さんの存在感あふれる演技に感じ入ったのを覚えています。この映画は、私にとっての黒澤監督作品のナンバーワンの映画となりました。
 戦後の民主主義化の青春を描いた今井正監督の「青い山脈」、木下恵介監督の「お嬢さん乾杯」、吉村公三郎監督の「安城家の舞踏会」さらには成瀬己喜男監督「めし」等々、巨匠と云われた監督の作品に出演し好評を博しました。しかし、何といってもその名を不動のものにしたのは、小津安二郎監督との出会いであり、「東京物語」・「晩春」・「麦秋」等々の作品の中で、古風で芯があり凛としたたたずまいを持つ原節子さんの存在感は観る者の心をとらえました。良き昭和の原風景の中に確かに原節子さんがいる、と思っています。
 昭和の大女優原節子さんの死去を知り、改めて「昭和も遠く…」と感慨を覚えた次第です。
 野の花幼稚園も「古き良き昭和の幼稚園の、子どもと親と教師の織りなす原風景」を大切にしつつ、時代の要請にも応えられる幼稚園でありたいと思っています。
posted by ののはな幼稚園 at 14:21| 日記