来る12月3日は本園の「創立記念日」です。昭和34年12月に県に認可され、翌年4月に開園されました。今年で61年を迎えることになります。
ところで、認可される2年ほど前の夏のころでした。福原家では家族会議が開かれ、父福原毅が、幼稚園を創立したいとの意を、家族に伝えたのです。その時言った言葉が、標題の「教育の原点は幼児教育である。」との言葉です。
こうして園創設に向けての父の活動が始まったのです。何しろ宣言はしたものの肝心のお金がないのです。それを何とかしようと奮闘が始まりました。そして、周りの人々のたくさんの善意に助けられ、県の認可、そして翌年4月の開園にこぎつけたのです。この間の父の苦労の日々は、我々の想像を遥かに絶するものがあったものと思います。
一体父はいつごろから幼稚園をt造りたいと思ったのか。跡を継いだ時から頭に引っかかっていたのですが、創立50年の時に、父の履歴書を見る機会があり、昭和24年に幼稚園教諭の免許を取得していることを発見したのです。少なくとも園の創立の10年ほど前から幼稚園創立の思いを抱いていたことを知り、跡を継ぐ重みを思い知らされたのでした。
創立記念日を前に、「教育の原点は幼児教育である」との創設者の思いを改めて心に受け止め、これからも皆様方のご理解とご協力をいただきながら、歩んでいきたいと思っています。
2020年11月30日
創設者の言葉4「教育の原点は幼児教育」
posted by ののはな幼稚園 at 13:19| 日記