2019年11月01日

「本園に縁のある岩切裕敏先生が県文化賞を受賞」

 朝夕はめっきり冷えこみ、街路樹も色づき、日々に深まりゆく秋を感じる今日この頃です。そんな折、突然の朗報が届きました。それが標記のニュースです。
 受賞された先生は、本園の卒園証書を約20年にわたって書いて頂いている方で、私が高校教師をしていたころの同僚です。つい最近まで宮崎県の書道協会の会長を務めて来られた方で,自身の作品が日展など全国的な公募展で高い評価を受けるなどの活躍と、協会会長時の功績が評価されたことが今回の受賞につながったとのことでした。先生は、自からに厳しい方で、全てに真摯に向き合う努力家で、その教育観に共感し、今日まで親しくさせて頂いています。これからも、日本に根ざす書道文化のさらなる発展に寄与られますことを祈念し、ここに皆様にお知らせする次第です。
posted by ののはな幼稚園 at 10:49| 日記

2019年09月13日

「いわさきちひろ」さんの絵を壁に掛けました

 1年半程前、私の母、福原栄枝(第三代園長)の遺品を整理していましたら、標記の色紙を見つけました。母が購入したものと思われ約40年前ほど前?かと思われますが、標記の作品展が山形屋で開かれて、母が観に出かけたことは私の記憶におありました。おそらくその時購入したものと思われ、何故か書棚の奥に、同時に掲示している滝平二郎(切り絵作家)さんの作品と一緒に紙袋に入っておりました。
 折りしも本園創立60周年の節目の年にもあたり、また、昨年「いわさきちひろ」さんの生誕100周年に当たるという偶然も重なり、改めて「いわさきちひろ」さんの素敵な絵を眺めることが出来ました。そして今回の園改装の後、2階の「絵本ランド」に額に収め、皆さんにご披露させて頂いております。園の書棚には、ちひろさんの絵本数冊を揃えました。(滝平二郎さんの作品も加えております。)園児の皆さんに見てもらい、その優しいまなざしに触れてもらいたいと思っています。母も心から喜んでいる事でしょう。良い節目の年を迎えることができました。
posted by ののはな幼稚園 at 16:51| 日記

2019年08月19日

「風立ちぬ、いざ生きめやも」

 夏休みもあと2週間ほどになりました。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。預かりのお子様方もいつもより少なめになりましたが、預かりの時間を楽しく生き生きと過ごしているようです。
 ところで先日の台風が過ぎた翌朝の事でした。新聞を取ろうと玄関のドアを開けた時でした。柔らかな風が私の頬を通り抜けました。その風はもう夏の風ではなく、秋の風そのものでした。「もう秋なのだ」と実感したのでした。そんな柔らかな風を受けながら、何故か私は標題の言葉を思い浮かべたのでした。それは学生のころ読んだ作家堀達雄の「風立ちぬ」の舞台となった軽井沢であり、そこにあるサナトリウムであり、作品に登場する「菜穂子」でした。「風立ちぬ」とはいい言葉ですね。季節の秋を感じる時、いつも思い出す言葉です。
 まだまだ猛暑は続きます。しかし、そこに秋は来ているのです。そんな季節の少しの変化を、子ども達は子ども達なりに感じ取ってくれればいいな。そんなことを思ったある日の朝の事でした。
posted by ののはな幼稚園 at 13:29| 日記

2019年07月19日

「1学期の終わりに当たり」

 早いもので今日で1学期も終わりです。もうすぐ終園式があり、1学期の締めくくりをする予定です。この1学期、お子様は幼稚園での生活をいかがお過ごしでしたか。初めて集団生活を迎えたお子様もおられることでしょう。不安や戸惑いを自分の力で乗り越えながら、お友達や先生と遊ぶことのの楽しさを感じながら、終園式を迎えられたら何よりの事と思います。「幼稚園は楽しい」と思えるのが1番です。そう思えるように職員一同、これからも全力で取り組んでいく所存です。この1学期、賜りましたご協力に感謝申し上げます。ご家族で楽しい夏休みをお過ごしください。
posted by ののはな幼稚園 at 12:57| 日記

2019年07月01日

「梅雨の季節の中で」

 梅雨入りしたというのに雨の降らない日々が続いていましたが、本日は朝から大雨となりこの時期ならではの事と納得したことでした。今週は雨続きの日々になるとの予報もあり、子ども達が楽しみにしていた霧島プールが出来ないことになり、少し残念な思いもありますが、それもこの季節にはあり得る事であり、やむを得ないことと受け止めるしかありません。自分の意志だけではなしえないこともあることを、子どもは子どもならではの感覚で受け止めていくことも大事なことではないかと思うことでした。「雨の日もまた楽し」と思えるような保育の在り方をそれぞれの職員が考えていることでしょう。楽しみにしていてください。
 雨上がりの青空を期待しながら、この時期ならではの保育に取り組んでいきたいと思っています。
posted by ののはな幼稚園 at 15:00| 日記

2019年06月17日

「朝の会の幸せ感を大切に」

 梅雨入りしたのに、何故か爽やかな風が吹き抜けるこのところの日々です。そんな中、子ども達はいつもと変わらなく元気に幼稚園生活を存分に楽しんでいるようです。1週間ぶりに園に来たのですが、園児の皆さんから声をかけられ、うれしい限りです。園内を回り、各クラスの朝の会を覗いてみました。先生を中心に半円形に座った子ども達に、出席を確認する様子を見せてもらいましたが、それぞれの学年やクラスごとに多少は異なりますが、子どもたち一人ひとりと交わす言葉のやり取りや表情など、1日をスタートする大切なひとときをしっかりと子ども達と向き合っている姿がありました。また、クラス全員で歌をうたう姿など、その一体感ある姿に、心満たされる思いで見せてもらいながら、この幸せ感をこれからも大事にしたいものと思ったことでした。
posted by ののはな幼稚園 at 13:54| 日記

2019年05月27日

「お母さん 心と服の 穴を縫う」

 タイトルの川柳は、「jAFみんなのエコ川柳」の子ども部門入選の一句です。なぜかこの句が心に留まりました。それは先日行われた参観日でのお子様を見つめるお母さん方の眼差しや、その後の父母の会総会でのお母さん方の子ども達への熱い思いが、私の心に伝わっていたせいであったかもしれません。
 ところで私は、こうした川柳や俳句・短歌を読むのがが好きです。新聞や雑誌などに掲載されたものは作品は勿論、講評を読むのも好きです。サンデー毎日のサンデー俳句王の講評は大好きです。テレビの「プレバト」も欠かさず観ています。夏井先生の添削の見事さに、いつも感動しています。
 そんな私に、家族の者は、「お父さんは読むのは好きだけど自分では作らないよね」と言われます。まったくその通りで、作るのは苦手です。どうしたものでしょうか。俳句などを詠めるような感性を育めたらいいな、といつも思うことです。四季の移ろいを感じられるような、たくさんの体験など幼児期の大切さを思うことでした。
 最後に、エコ川柳に選ばれた、中高生部門の次の入選作と、寸評の一部を添えて終わりにします。
   「分別を できる自分が 少し好き」
 寸評:何といっても「少し好き」がいいですね。−中略ー控えめに「少し」と言うところに、10代ならで  はの恥じらいや初々しさを感じます。
    

posted by ののはな幼稚園 at 12:18| 日記

2019年05月07日

「こどもの日に思ったこと」

 史上初めての10連休、皆様にはいかがお過ごしでしたか?
 この10日間、私はさしたる計画もなくその日の気分次第の日々を過ごした次第です。そんな中で一番訪れたのは市と県の図書館です。私的なことで恐縮ですが、このところ家内が作家「葉室 麟」にはまっていて、その本をお借りするために、図書館を訪ねるという次第でした。祝日のための休みなのですが、つい祝日の意義などを意識しない日々になってしまう現実に、自分自身戸惑いがありました。そんな時に県立図書館ロビーでの、こどもの日の絵本の特設コーナーに出会いました。そこでいくつかの絵本を手にしながら、子育て時代を思い出し、子どもたちにあまり読み聞かせをしてあげられなかったことの自責の念を覚えたことでした。それだけに幼稚園の子ども達には、たくさんの本を読んでもらいたいとの思いを強くした次第です。展示には貸出絵本のランキングが出ていましたが、その中に「11ぴきのねこ」や「ぐりとぐら」等々、思い入れの作品が数冊あり、それなりに納得したことでした。お聞きするところによれば、昨年は絵本画家の「いわさきちひろ」さんの「生誕100年」に当たる年とお聞きしています。あの素敵なちひろさんの絵本をたくさん子ども達に見て欲しいと思っています。
posted by ののはな幼稚園 at 12:47| 日記

2019年04月22日

「移りゆく季節の中で」

 桜の季節があっという間に過ぎ、新緑がまぶしい季節を迎えました。この間に、始園式があり入園式もありました。この約2週間の中で、子ども達は大きな生活の変化を少しづつ受け入れているようです。初めての集団生活を迎えたお友達もたくさんいます。そんな中での新たな変化をどう受け入れ、折り合いをつけていくのでしょうか。移りゆく季節の中で、自らの立つ位置を子どもなりに見つけていくのでしょう。先生とお友達との間で、共々に人としての成長を一歩一歩、確実に歩んでいってほしいものです。周りにいるすべての方々が、貴方の姿を見つめているのです。
posted by ののはな幼稚園 at 13:31| 日記

2019年04月03日

「桜の開花する中、新年度がスタートです」

 新元号も発表され、新年度がスタートしました。今年は本園の創立60周年の節目の年に当たる中、4月1日に辞令交付式を行い、その後職員は、始園式・入園式を含め新年度の準備を始めました。今朝職員は、園バスの新たなコースを、夫々のコースに分かれて試乗し、確認し、今、園に帰ってきたところです。一方、園庭では業者に来ていただいて、遊具の安全確認をしていただくとともに、園庭の中央にあるパラダイスローラーの塗装などをしていただいています。このように、園児の皆さんが安心して楽しく園生活ができるよう必要な準備をして、8日の始園の日そして16日の入園式を迎えたいと思っています。進級する皆さん、新入園児の皆さん、いま、しばらく待っていてください。
 ところで昨日は、園の仕事を終えた夕方、文化公園の桜を観てきました。桜並木を歩き美術館の裏手に上がり、ほぼ満開に近い桜を堪能することが出来ました。私も桜のパワーをもらって、今年度もお子様と共に頑張っていきたいと思っています。
posted by ののはな幼稚園 at 10:24| 日記